健康に良い成分といっても過剰に摂取しては栄養バランスを崩しかねず、美容と健康に優れた効果を発揮してくれるオメガ3も例外ではありません。
オメガ3の1日の摂取量目安と副作用
厚生労働省が発表する適切なオメガ3の1日摂取量目安は1日約1000㎎以上の摂取が推奨されており、この目安を毎日大幅に超えてしまうほどの摂取量の方はほとんどいません。
例としてオメガ3の1日摂取量を食品換算してみると、マグロの赤身刺身であれば約40切れ、イワシであれば焼き魚丸ごと1匹です。よほど毎日の食事が青魚メインであったり、オメガ3が豊富に含まれるエゴマ油やアマニ油を大量に使用していない限り、1日摂取量目安を超えることはありません。
栄養バランスと食事量が適切であれば、過剰摂取を心配する必要はほぼ無いと言っても良いでしょう。
とはいえ、健康に良いということで積極的に摂取している方であれば、過剰摂取になってしまう可能性は十分にあり得ます。
オメガ3は健康的な成分といっても脂肪成分には変わりありません。過剰摂取はカロリーオーバーとなり、脂肪が体内に蓄積され過ぎて肥満の原因となってしまいます。
厚生労働省が発表するには1日1000㎎以上が目安ですが、多めに摂取するとしても3000~4000㎎は超えないように注意しましょう。この程度であれば安全であると、アメリカの食品医薬品局も発表しています。
肥満だけでなく、オメガ3の過剰摂取は様々な副作用を招く恐れがあります。
オメガ3は複数の健康効果が期待できますが、摂取し過ぎによってそれが逆効果となってしまう場合もあります。血液をサラサラにして血流を改善する効果であれば、傷を負ったときに出血が止まりにくくなってしまい、特に何らかの治療中で抗凝固剤を用いている場合は危険な状況に陥ってしまいかねません。
その他にも、オメガ3が含まれる食品にアレルギーを持っていれば当然危険ですし、アレルギーほどではなくとも大量に摂取して気持ち悪くなり、吐き気などを生じてしまうこともあります。
生活に支障があらわれないかをチェックし、治療中であれば医師と相談し、問題のない範囲での摂取を心がけましょう。
オメガ3を美容や健康のために摂取しようとお考えの方は、無理して含有食品をたくさん食べようと苦労する必要はありません。1日の食事に適量加える程度で、十分摂取目安量を確保できます。
食事に加えるのが難しい場合であれば、サプリメントがお勧めです。食品よりも摂取量が把握しやすく摂取もお手軽です。ただ、サプリメントの場合は過剰摂取になりやすいので気を付けてください。
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